コロナショックの影響でドカ~ンとほぼ全ての銘柄が大きく値を下げたわけですが、底をつけてからの反発力が強い銘柄も多くありました。「これから上昇する可能性が高いぞ!」そんなサインを出してくる銘柄がちらほらと表れ始めました。下落して底値圏からの反転のサインとして意識されやすいサインの一つとして「Wボトム」というものがあります。
今回のコロナショックの影響で高値にあった銘柄も大きく値を落とし、一度底をつけて、再び上昇しまた下値を探ってから上昇する形を形成する銘柄は多かったと思います。
ここでその一例としてWボトムを形成し、取引をして利益を確定することが出来た「2127 日本М&Aセンター」のチャートを見てみましょう。実際の値動きがこちらです。
まず下落傾向であったチャートが一番目の底2365円を付けます。これを一番底と呼びます。その後いったん上昇するも上下狭い範囲内での値動きに移行。再び下げ始めますが前回の安値の2365円までは落ちませんでした。それが赤矢印のところになります。ここを二番底と呼びます。そこから持ち直し反転するのを待ちます。そして黄色矢印のある青の水平線を超えるところで買うのが〇
この青の水平線のところをネックラインと言います。この様に大きく値下がった銘柄がダブルトップを形成したら上昇するサインと捉えておきましょう。
今回は青の水平線を超える少し前に購入したがその後も上昇力は強く狙い通りにブレイクしてくれたので結果的には良かったが、ここをブレイクしきれずにもう一度下に行ってしまう場合も多々あることなのでその点には注意が必要です。
ダブルボトムのポイントとしては今回の例だと一番底が2365円でしたが、二番底がほぼ水平で一番底と同等の水準の時もあれば、今回のように二番底の方が高いこともあります。
さらには、二番底の方が安い場合もあります。2365円を下回って二番底を付けた場合でも、そこから上昇してネックラインを超えるようであれば買いのチャンスと捉えます。
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株価上昇の兆しダブルボトム
以下のような感じで大別するとダブルボトムの形は大体三通りに。
サインその1
サインその2
サインその3
上記の三パターンがダブルボトムになりますが、角度や深さに違いがあったり、形がいびつだったりする場合もありますが、概ねこの三パターンに当てはまっているようであれば買い出動候補の銘柄に入れておいて損はないと思います。
このパターンになれば必ず騰がるというわけでは決してありませんが、騰がる可能性が高い形としてよく意識されるチャートパターンの一つです。
青線のネックラインを超えたところで買うのがセオリーですが、多少のフライングはありの場面だと思います。ただし、ネックラインで跳ね返されて下がり始めてしまう場合もあるので、その場合にはどこでロスカットをするのかを事前に決めておいた方が良いですね。
今回の「日本М&A」に出現したダブルボトムのチャートの形は「一番底の方が安く二番底の方が高い」パターンになります。
仮に二番底が2365円よりも下に行ってしまった場合には、「一番底の方が高く二番底の方が安い」パターンを形成する可能性もありますが、三回底をつける「トリプルボトム」を形成する可能性も考えられる場面なので少し注意が必要なポイントでもありました。
個人的には「日本М&A」に関してはまだ終わりではないであろうポイントがあると思っているので引き続き要監視の銘柄の一つです。
と、記載していたのが5月5日。その後株価はどう動いているかというと!こんなチャートになっています。5月18日現在。
今回は他の銘柄を買っていたので日本M&Aを購入しなかったのですが、決算もプラスしてブレイクしたようですがやはり狙いは間違ってはいなかったようです。さてさてこの後はどう動くのか!?引き続き監視。
と、その後上記の5月以降の株価の値動きはどうなったのか!?2020年10月2日現在の株価がこちら。
5月のチャートから引き続き、緩やかな右肩上がりのチャートを描いてくれているので安心して持っていられますね。業績が良い銘柄はしっかりとした値動きをしてくれていますね。日本М&Aは一日の値動きは上下激しい銘柄ではなく、どちらかと言うと日々緩やかな値動きをするので毎日ハラハラドキドキしなくて済む点も私にはプラスに働きます。
それでも、何かの拍子に突然窓を空けて急落したりすることもあるので常日頃から値動きをチェックしておくことは必須です。